運命

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* っていう感じで、その一週間後にはありさと付き合うことになった。 が、その後も他のクラスの子達と仲良くなったりして紗由理(さゆり)、亜美(あみ)、優子(ゆうこ)と。他にも3人と付き合うことになった。 当然4人もの女の子を股にかけてバレないわけもなく、(というか隠す気もなかったが‥)あっという間に紗由理と亜美に振られて、優子とありさが「私は2番でもいいから捨てないで?」なんて事を言ってきた。 最初から好きだったわけではないが俺の性格上そういうことを言われると冷めてしまう。 はあ、めんどくさい。 その後更に2ヶ月が過ぎていよいよ本格的に優子、ありさと別れたくなってきたが、7月中旬の初夏。女の肌をごく自然に露出させる、男にとって最高の季節がやって来たわけだ。何かある気がしてならない! そんなある日俺は一人で神社に来ていた。これでもう何回目だろうか・・。 この神社が気に入ってるのは何となく昔から知っているかのような懐かしさを感じるのと、ほとんど人が来ないという理由だ。 誰にでもあることだと思うが週に一度は一人の空間で色々と考えたくなるものだろう。 俺はその日も、社の屋根に登って一人空を見上げて考え事をしていた。 ・・・・・そう言えばここ最近あの夢見ねえなあ。 「また来たわね!?いつもいつもうちの神社に来て屋根の上にに乗っかって!降りなさい!」 ふいにそんな声が聞こえて、慌てて下を見るとそこには、小さい頃からよく夢に出てくるあの女の子が仁王立ちで俺を睨み付けていた。
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