競馬

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フジヤマケンザン。 タイキシャトル。 シーキングザパール。 ステイゴールド。 デルタブルース。 エルコンドルパサー。 シーザリオ。 エイシンプレストン。 ハーツクライ。 ヴィクトワールピサ。 海外をめざした勇者たち。 彼らは確実に、日本という島国に『世界』を手繰り寄せた。 やはり競馬で劣等国に位置して来た日本は、 『世界』を目指すもの達に対して 惜しみない歓声を送る。 2006年、ディープインパクトは、三冠制覇という輝かしい戦績を引き下げて 凱旋門賞へと向かった。 結果は三着。 2012年。同じく三冠馬のオルフェーヴルがそれを目指す。 最期の直線、誰もが手に入れたと思った『世界一』。 しかし、今度もまた二着。 それは改めて、日本人に競馬の難しさを示したのだ。
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