ネトゲで恋してる

6/7

0人が本棚に入れています
本棚に追加
/7ページ
「うちさ~、たまに考えるんだ~。大地kに告白して、ふられて、でもまだ好きで、なんでなんだろ~ってw」 「またそういうこと言う~^^;」 ふられたこと言うと、いつも困った風にする大地k。 「あ、違うの。大地kといて、居心地いいっていうか、なんでも話できてさ~、落ち着くんだよね~w」 「そうか?w」 「うん。それがなんでかな?って考えてて、大地kはうちのなんなのか、分かったのw」 「おおwなんだったの?」 「うちのお兄ちゃんw」 「お兄ちゃんってwww」 「大地k、年下だけどさ~、なんか大人っぽいとこたまにあって、たまにだよ?w」 「たまには余計だw」 「そんでもって、子供っぽいとこもあって」 「それは、ちるるcにだけは言われたくないなw」 「なによ、それ~;;」 「だってちるるc、子供だし、なんか危なっかしくて、守ってあげたくなっちゃうw」 少しドキッとしてしまった。 「妹みたいだからなw」 「だから、大地kは、ここではうちのお兄ちゃんw」 「そうだな。ちるる」 「やだ~、呼び捨てとかてれるううううううううww」 「なんだそれww」 こうして、大地kを、お兄ちゃんとして見ちゃえば、余計な気持ちが、芽生えないはず。 ここでの出来事は、リアにはありえないこと。 そんなのずっと前から分かってる。 だから無理にでも、お兄ちゃんにして、自分の恋の気持ちを隠そうとしていたのかもしれない。 でも、やっぱり、リアで大地kみたいな友達ほしいな~。 なんでも話できて、相談できて、一緒にいて落ち着く人。 あ、彼がほし~いか。 4年前に、大地kと出会って、今までずっと、大地kのことは、冷めたり熱したりしずに、変らない気持ちで、好きだったこと、誰にも知られず、ネトゲで恋したこと、うちはきっと忘れないんだろうな。 ネトゲでも、起こっていることは、リアとは変らない。 でもネトゲの世界は、リアにはなれなくて・・・。 この気持ちは、永遠にネバストの中に、しまわれる。 いつか、ネトゲを卒業する日がくる。 でも、うちは忘れないよ。 ネトゲで出会った人達の事、起きたいろんなこと、喧嘩したこと。 うちの中では、すべていい思い出になってる。 大地kと出会えて、ほんとに幸せ。
/7ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加