午後4時の鐘が鳴る

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A「ねえ、あの雲食べたらどんな味がするかな?」 B「え、雲は食べれないよ?」 A「はは、もしもだよ、もしも!」 B「うーん…水っぽい味?」 A「夢がないなぁ!ほら、綿菓子みたいとかさぁ!」 B「じゃあ、この前一緒に食べた林檎飴とか?」 A「何で?」 B「赤い…から?」 A「なにそれー」 B「あのときの顔ときたら…」 A「笑うな!!」 B「まあ、空を見上げればいつでも君のこと思い出せるってこった!」 A「君は変わらないね」 B「さあ、4時の鐘が鳴った。そろそろ帰ろう」 A「もうちょい林檎飴雲見ようよー」 B「いつでも見れるじゃん。それにあのときの林檎飴あのくらいの赤さだった」
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