路地裏の片隅
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少しして、ボス猫が立ち上がった。子猫はそれに敏感な反応を示した。 “ビクッ” 子猫はボス猫の方をじっと見ていた。 「ちょっと行って来る。」 ボス猫はそう言って立った後、ボス猫の下に敷いてあった毛布を持ち、 「寒いだろ。これ使っていいぞ。」 と、子猫に渡した。 「ありがとうございます。」 子猫は震えながらそう言った。寒かったようだった。
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