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AM6:30
アパートの一室
「ん…?」
部屋の扉にもたれるように眠っていた昌也は、自分の足に乗った少女の重みによって目を覚ました。
「何をしてるんだ…?」
「朝のご奉仕の時間だから」
当たり前のように言うゆずは、何事もないように昌也のベルトに手をかける。
起きたての昌也の頭はゆずの言葉を理解していなかったが、慣れた手つきでベルトを外しズボンを下ろそうとするゆずを前に、反射的にゆずの体を自分から引き離した。
「ゆず、もう一度聞くよ?
…君は、何をしようとしたんだ?」
真っすぐにゆずの目を見て尋ねる昌也にゆずは質問の意味がわからないという様子で答えた。
「朝のご奉仕の時間だから、ご奉仕しようとしたんだよ?」
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