5日目 高嶺 全王

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「刑法をなくすか…。 つまりそれは、一般的に犯罪と呼ばれる全てを取り締まる法律をなくす。 そう受け取ってもよいのかな?」 高嶺の問いに天崎は不敵に笑みを浮かべて頷いて見せる。 そしてそれを見た高嶺は、ついに身震いを抑える事が出来なかった。 「そうだ!私はその答えこそを望んでいた!! 君は刑法などという全体を示す言葉を選び取った! 法律を一つしか消せないと知りつつ、全てと言う名の一つを選び抜いた!! 人は君の選択を子供の屁理屈だと笑うだろう! だがそれでいい! そんなものはその選択に至れなかったクズ共の戯れ事だ!! 故に私は君の望みを叶えよう!! 私の力を日本中に知らしめて見せようじゃないか!!」
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