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「刑法をなくすか…。
つまりそれは、一般的に犯罪と呼ばれる全てを取り締まる法律をなくす。
そう受け取ってもよいのかな?」
高嶺の問いに天崎は不敵に笑みを浮かべて頷いて見せる。
そしてそれを見た高嶺は、ついに身震いを抑える事が出来なかった。
「そうだ!私はその答えこそを望んでいた!!
君は刑法などという全体を示す言葉を選び取った!
法律を一つしか消せないと知りつつ、全てと言う名の一つを選び抜いた!!
人は君の選択を子供の屁理屈だと笑うだろう!
だがそれでいい!
そんなものはその選択に至れなかったクズ共の戯れ事だ!!
故に私は君の望みを叶えよう!!
私の力を日本中に知らしめて見せようじゃないか!!」
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