11人が本棚に入れています
本棚に追加
「彼女いないやつ強制参加な!」
男子の大きな声が体育館に響く…
「盛り上がってるね…」
「うん…」
舞台の上にいる男子を見ながら隣にいる望月沙羅と話す。
「まあ、これから彼氏になる人がいるかもしれないんだから、楽しめるでしょ?」
「ないない。私引かれた事まだ一回も無いんだから。」
自信満々に話す私に沙羅は呆れた様な顔をする。
「美紅一年彼氏いないんでしょ?」
「…うん…沙羅は立派な彼氏がいていいわね…」
中学生の頃に付き合ってた彼氏と別れてそのまま一年過ごした美紅は高2になった今でも彼氏はいないのだ…
最初のコメントを投稿しよう!