0.悪夢

8/11
前へ
/18ページ
次へ
ついさっきまで 生死をさ迷っていたはずの男の顔は 生気を取り戻し 傷がみるみる治癒してしていく。 それだけでなく 男が流した生々しい血が 消えてなくなっていく。 百合子は携帯と手 あちこちに付いた彼の血を見る。 消えていく血を見て頭が真っ白になっていた。 ――――――――。 百合子は我にかえる。 気絶していたようだ。 どれくらい気を失っていたのだろうか… 気がついた時には男は立ち上がっていて 自身の体を確認していた。
/18ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加