序章

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覆面をした追っ手の一人が 鼻で笑って言った。 「逃げるのを諦めたのかい?」 「出来ればあまり手荒な真似はしたくない 大人しくついて来い」 長剣を腰にぶら下げ 明人より体格がいい音が 穏便に事を治めようとした。 だが 覆面男がそれを拒否する。 「素直について来るわけないだろ… カイン…早く抜け」 「しかし!」 「お前は甘い… だから何度も失敗するんだ それにまわりを見ろ… ここは人がいない。 奴にとっては都合がいい。 ってことは始めから聞く耳を 持っちゃいないんだよ」 「馬鹿な事はよせ! お前はこちら側に来る運命なんだ!」 カインは必死に説得し明人に迫る。 ー刹那ー 明人は闇に溶け カインを覆面男の足下までぶっ飛ばした。 明人は立った場所に姿を現す。 覆面男はカインの肩に手を置く。 「お前はそこで見てろ」 「ウォルド様!なりません!くっ…」 「動くな!吹き飛び中に蹴り3発か… お前ならこんな奴…まぁむりもないか」 ウォルドは羽織を脱ぎ カインに渡す。
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