序章

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明人はウォルドに問う。 「覆面は外さないのか?」 「ん?気になるか? 別に外してもいいけど… 後悔するよ?」 明人は一気にウォルドの間合いを詰め 後ろに回り込み覆面の結び目を外し 5メートル後退する。 明人のめは紅く輝いていた。 「俺の目には… お前が後悔したように見えたぞ」 ウォルドの覆面がゆっくり解け 地面に落ちていく。 「驚いたな…力を解放できるのか。 裏返ることも出来るのか?」 「何のことだ?」 「まぁいい…さぁ楽しもうか」 ウォルドはゆっくりと振り向き 明人と対峙する。 明人はウォルドの顔を見て 凍りついた。 ウォルドはそんな明人を見て鼻で笑う。 「君が言うには私が 後悔したように見えたのだろ? おかしいな…私の目には 君が後悔したように見えるよ…」 明人は呼吸が荒くなり 表情が険しくなる。 「うおぉぉぉっっ!!」 明人は咆哮 拳を固めウォルドに襲い掛かった。
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