出会いは突然

11/13
前へ
/34ページ
次へ
そして2時間後、今日の生徒会はお開きになりみんな帰宅準備をしていた。 「隼人君、みんな!聞いて。」 かなでは帰り際にみんなを引き止めた。 「なんだ?」 「私の感なんだけど、またなんか大変な事が起こりそうな気がするの…」 かなでは真面目な顔でいった。 「そうか。まぁ今は暗い事考えず楽しくしてようぜ。起きたらおきたでその時考えればいいし。なっ!優。」 「そうね、隼人。今起こるかどうかわからない事を考えてもしかたないしね。」 「そうだよ姉さん。」 かなえは普通にいった。 「そうかな……そうだといいんだけど。」 みんなが先にでて、かなでが最後に生徒会室をでようとした瞬間、かなではふと生徒会室の会長机の後ろにある窓をみた。 今一瞬だけとどこかで人が転移してきたような反応がしたような……まぁ気のせいか。気にしすぎもよくないしね。 「どうした?」 「なんでもない。」 かなでが生徒会室をでたので隼人はドアの鍵をしめた。
/34ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加