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「ところで、どうして『水の守護者』が此処へ?」
俺が質問すると琉河は呆れた表情を浮かべて説明し始めた
「この少女が『異世界』から来たからに決まってるだろう?
他の医師達は『異世界』の事は知らないのだからな
…零、お前も将来『時空の守護者』になるのならば、この位の事が予測出来なくてどうするのだ?
もっと精進すべきだぞ!」
言い終わると琉河は俺達を見渡した
「これから診察を始める…
悪いが部屋から出て行って貰えないか?」
琉河はそう告げると俺達を処置室から追い出し…いや、処置室を出るように促した
おれは琉河の言い方にカチンときたが黙って頷くと北斗達と処置室を出た
*
「何か嫌な言い方だったな!」
「あの人は何時もあんな感じよ!
人をバカにしたような目で見るし言い方だって…ホント、アッタマにくるわ!!」
琉河の態度に俺は瑞穂と一緒に憤慨しながら言い合ってると、宥めるように神輝が話し掛けてきた
「2人とも少し落ち着いたらどうかしら?
確かに琉河さんの態度や言い方に問題があるかも知れませんが、それは琉河さんにとっては『普通』の態度だったのかも知れないわよ?」
「でも!?‥」
瑞穂が反論しようとしたが遮るように神輝は言葉を続けた
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