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「‥判りました」
俺は神輝とギルドマスター、そして水の守護者の言葉も含めて言われた事は正論だったので渋々頷いた
「言い返せない自分が情け無いわ‥」
「悔しかったら見返して見ろ!瑞穂」
ガックリとうなだれながら瑞穂が呟くとギルドマスターが励ますように答えて瑞穂の頭をクシャクシャと撫でた
「キャッ!?ギルドマスター!チョット止めて!?髪の毛が~!!」
瑞穂の叫び声でギルドマスターは瑞穂の頭から手を離したが時既に遅く…瑞穂の髪の毛がグチャグチャになりポニーテールも緩んでしまった
「ああっ!?もうギルドマスターの所為よ!」
「悪い悪い!済まなかったな、瑞穂。お詫びに私が直して‥」
「遠慮します!」
ギルドマスターの言葉を一刀両断するとギルドマスターの手から離れて神輝達の方に振り返った
「チョッと髪直してくるわ‥」
「手伝うわよ!瑞穂ちゃん」
一言告げると瑞穂は恥ずかしそうに走り去り都が直ぐに後を追いかけて行った
「後でもう一度ちゃんと謝った方が良いぜ?叔父さん」
「落ち込みから浮上させたんだから結果オーライと言う事でチャラになるだろ?」
琥太郎の言葉にアッケラカンと言い返したギルドマスターの態度を見て、琥太郎を始め俺達は苦笑するしかなかった
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