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しばらく待つと瑞穂と都が戻って来たので、俺達はギルドマスターと一緒に御剣‥『時空の守護者』であり神武依一族の長でもある俺の親父の元に向かった
ところが親父の病室に到着すると中から看護師が出て来て俺に気が付いた
「あら!?こんにちは、零君
お父さんは丁度眠ったばかりよ
睡眠は大切な治療の一貫だから面会は控えて貰えるかしら?」
優しい笑みを浮かべながら看護師は俺達に告げると次の病室に入ってしまった
『治療の一貫』と言われてしまうと病室に入りづらくなってしまい、俺達は何となく視線を交わした
「仕方無ぇな‥出直すか」
ギルドマスターの呟きに俺達は従うと1Fのロビーに向かった
ロビーに到着するとギルドマスターが話掛けてきた
「それじゃあ私はこれで失礼する
琥太郎、夏休みの宿題はチャンとするんだぞ!」
「叔父さんに言われたくないぜ!?」
「ハハッ!なら言われないようキッチリ済ませるんだな!…じゃあな!」
琥太郎に身内らしい事を言うと俺達に軽く挨拶をして病院を出て行った
「全く叔父さんは…」
琥太郎はブツブツ文句を言っていたが、俺はそんな琥太郎をスルーすると、みんなはこれからどうするのか聞いてみた
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