50人が本棚に入れています
本棚に追加
琥太郎と瑞穂はアイスコーヒーを飲んで一息つくと、俺がソファーに座るのを見て瑞穂が話し掛けてきた
「早速だけど何から始める?」
「オレ、数学がしたい!」
瑞穂の質問に琥太郎がリクエストすると、俺は宿題の束から数学の宿題を探すとドリルを見つけた
「数学は‥ドリルか。復習にもなって良いんじゃないか?」
俺も異論は無かったので琥太郎に賛成した
「それじゃあ数学から始めましょ!」
「ヨーシ!一気に終わらせてやるぜ!!」
瑞穂の言葉に琥太郎が意気込みを見せると、それを合図に俺達はドリルを解き始めた
数学のドリルは、今まで受けていた補習授業の復習になっていたので、思いのほか簡単に解く事が出来た
次々と問題を解いていると、ふと魔力を感知したので顔を上げたら琥太郎から微かに魔力を感じた
琥太郎と視線が合うと、ため息混じりで俺に言ってきた
「零、悪いが今すぐ病院の院長室に行けるか?
今、叔父さんから念波が来て刹那の事で零に至急話がしたいんだとさ」
「刹那の!?…分かった。これから直ぐに行くと伝えて貰えるか?」
「分かった!」
刹那の話なんて、ただ事じゃないと思った俺はギルドマスターからの連絡に快諾すると、琥太郎が念波で連絡を取り始めた
.
最初のコメントを投稿しよう!