~†~prologue~†~

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見渡す限り白一色の空間… この空間に呼び名は無い 時代を越え 空間を渡る際に 必ず通る場所として 世界の狭間に 存在しているだけだった だがその空間には… 『世界』を監視する『ウェルト』 『時間』を監視する『ヴァイラ』 害を成す事象が 『世界』や『時代』を 越えないよう監視する 『監視者』が 存在していた * パァァァァァッ… “…珍しく『世界』を渡る時空魔法が展開されたな” “この時空魔法…片方しか『扉』が展開されてませんね?” “そのようだな……この対象者…害意は無さそうだ… だが……このままでは狭間に呑み込まれるな…” “そうですね…!?…ウェルト!この魔力は!?” “…!!…この魂の輝き!?……ヴァイラ!…もう片方の『扉』が開くまで保護をするぞ!” “わかりましたわ!…でも…この程度の『有事』では罪滅ぼしにもなりませんね…” ポゥゥゥゥッ… 『ウェルト』…『ヴァイラ』と呼び合った存在は時空の奈落に呑み込まれそうになった…1人の少女をこの空間に引き寄せ‥留まらせた しばらく静観していると少女は目を覚まし…ユックリ起きあがった 「…死後の世界?」 辺りを見渡しながら不安そうに呟いた少女の言葉に、我らは『命』が在る事を告げる為に少女の前に‘人型’で姿を見せた .
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