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フォォォォォッ…
《こんなに魔力が枯渇していて…よく生きていたな!?》
俺は10歳位に見える少女の状態に驚きながら魔力供給を行っていた
オット!?‥自己紹介がまだだったな
俺の名は神武依 零(カムイ ゼロ)
魔法学園に通う高校一年生だ
魔法属性は時空属性を含めた火水風土雷光闇の全属性を持っている
その中で時空属性は俺の…『神武依一族』しか持っていない特殊な属性な為、普段は雷や風をメイン属性にしている
話を戻そう
何故、俺が魔力供給をしているのかと言うと、異世界に渡った同朋から命の危機に瀕した少女を救って欲しいとの要請があったからだ
この時、少女は自力で動けず『強制送還(キョウセイソウカン)』に踏み切るとの連絡だった
『強制送還』とは『強制召還(キョウセイショウカン)』とセットで使う時空魔法の一つだ
異世界間において送り手と受け手が同時展開して人や物を移動させる魔法の為、受け手の使い手として俺に白羽の矢が当たったのだ
ちなみに『異世界』については国王を始め守護者と一部の人しか知らないトップシークレットなのだが、俺達は過去に『貴重』な体験をしていたので今回の事を北斗を通して知らされたのである
所が俺が説明を受ける前に少女が危篤状態に陥った為、異世界側で『強制送還』が詠唱されてしまったのだ
俺は『強制召還』を詠唱して間一髪で少女を保護すると病院に連れて行き…今にいたっている
この魔力供給は本来医師の仕事なのだが、人手不足と少女の魔力が俺と似ているとの理由で…病院の要請で魔力供給をする事になったのだ
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