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《玲のやつ~!?いつ頃やったか知らねぇが千年前の時代からこんな悪戯仕掛けるなよな~!?》
俺は届く事の無い玲へ文句を叫んだ
琥太郎達の笑い声を聞きながら高ぶった気持ちを落ち着かせると、俺達を見つめている少女の視線に気が付いたので名前を聞いた
「あんた名前は何て言うんだ?」
「私の名前は刹那‥神宮寺 刹那(ジングウジ セツナ)‥
おね‥お兄ちゃん‥ここは‥『故郷』なの?」
少女‥刹那は名乗ると続いて聞き慣れない事を聞いてきたが、俺は何を言ってるのか意味が分からなかった
《?…『故郷』って何だ?》
俺は刹那の質問に考え込んでいると神輝が北斗に声を掛けた
「北斗、私は意識が戻った事を先生に知らせてきますね」
「…頼む…」
北斗の返事に頷くと神輝は先生を呼びに処置室を出て行った
ーなぁ?『故郷』って何だろうな?零ー
ー零は知ってる?ー
ー俺が知るかよ!?ー
琥太郎と瑞穂からの念波に返事をすると都と嵐から念波が飛んできた
ー刹那ちゃんが居た『異世界』と関係が有るんじゃあないかしら?ー
ー後で北斗が説明してくれるんじゃない~?ー
ー都、嵐…それもそうだな!取り敢えず今は北斗に任せようぜ!ー
念波を飛ばした俺は北斗と刹那を静観した
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