黒服と大鎌
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「いってきまーす!」 勢いよく玄関を飛び出て来た茶髪の少年 大越 真緒 17歳 軽く着崩したブレザーに軽く緩んだネクタイ 光るチェーン 極々普通の元気な高校二年生だ 栄養ゼリーを片手に学校へ走っている。 「やべぇ!あと5分!」 真緒はそう一人言を呟きさらに足を急がせる。 「よし!見えた!」 真緒の視線の先には校門 しかし時間はあと一分もない ところが真緒は突然立ち止まった
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