2 「お腹すいたー( ´・_・`)」

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「てか・・このヅラ結構いい作りしてんだな・・・」 幼馴染を見つめるのもあきた俺は、変装グッズを手にしていた。 するとさっきまでのしおらしさはどこへいったのか 「そうでしょー!!!俺結構良い奴選んだと思うんだよね!!!!特にこれ!王道転入生っぽいヅラ!!!!!!!!」 「オウドー??このヅラが???」 テンションが急に高くなった幼馴染に渡されたのは、モジャモジャの・・・どこから被ればいいのか分からない、ただの髪の毛の塊だった。 「そうだよー!こう見えても通気性もいいし・むれない!!!人毛を使ってるからどこからどうみてもヅラだと分からないの!!!」 一押しなんだから! と興奮気味に言われた。 こんなモジャモジャに金を使うなんて・・・幼馴染はどうかしている。 「別に俺は変装なんか・・・」 「だーかーらー狼にぱっくんちょだれちゃうんだってばー!!!何回言えば気が済むのさ!お願いだからこのヅラかぶって、瓶ぞこメガネつけて、副会長イベントで『笑顔が嘘くさい』っていって攻略してから、食堂イベントで会長とかその他もろもr」 「あーうるさーい!!!!!!!!!!」 「うるさくなんかないよ!俺はゆきちゃんの為を思ってだな!」 「途中からお前の願望まるだしだったぞ!」 なんだよ食堂イベントとか副会長イベントって!普通初対面の人間に嘘くさいっていったら失礼だろうが! 「王道だから失礼とか関係ないの!」 「だーかーらー俺の心と会話すんじゃねぇよ!」 --ゲシゲシ 「いたーい(゜´Д`゜)」 「とにかく・・・俺は変装しないから。じゃっ飽きたし俺は帰る。」 急に話があるからと呼び出された挙句、この状態だ・・・ 収集もつかなくなっているので、俺は早めに退散しようと部屋からでようとした 「あっちょっと待ってよ!!!!『アイツら』が学園にいるんだってば!!」
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