プロローグ

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都会のどこにでもある高層ビルの一室。 見晴らしの良い部屋――の真ん中にある黒光りした、いかにも高そうな椅子に男が座っている。 特大スクリーンに映る映像を男の隣に立っている男がリモコンで操作している。 『次のあのグループはどうなっているね?』 椅子に座った男が尋ねた。 『はい。予定どうりランスターが破壊致しました』 『そうか………今の職業は何種類あるんだね?』 『そうですね。確か500以上と』 『三つほどランダムで表示してくれるかい?』 『かしこまりました』 ピッ 静かな部屋にリモコンのボタンを押す音が鳴る。 ≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡ 【武術見習い】 レア度 《D》 武術使いの見習い。レア度は低いが拳法の他にカンフーも使える。レベルの上がりようではレア度が変化し"双節根"や"トンファー"以上のような武器が使用可能になる。スキルは【双纏手】など【山突き】がある。 【学者】 レア度 《B》 あらゆる物、者を調べる事が出来る。非戦闘員だがスキル【調査】を使う事によって相手のスキルの効果を知ることが出来る。鍛冶屋や科学者と協力すると、とてつもない強さの武器が作れる。スキル【調査】、【弱点】がある。 【盗人】 レア度 《A》 相手の持ち物、金を奪えるスキル【泥棒】がある。その他にもレアスキル【吸収】がある。【吸収】は相手のスキルを奪い自分のスキルに変えれる事が出来る。この職業がレア度 A なのはこのスキルの為。しかし自分よりレベルの低い相手にやらなければ成功率は低く、自分よりレベル高い相手にすると失敗の可能性がグンと上がる。 ≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡ 『うむ。やはりSSランクや、Sランクの職業はなかなかでないな』 男は近くにあるテーブルの上に置いてあるワインに手をかける。 『次は、51番エリアの映像を見せてくれないか?』 『かしこまりました』
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