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2000年○月×日、突如日本海に隕石が衝突した。衝突した隕石は謎の放射線を発し、日本と日本の周りの国にまで被害を及ぼした。しかし人体の害は無く、代わりに特殊能力、「SEED」が芽生えた。「SEED」は未知数であり、どんな力があるか不明だった。
それとほぼ同時に世界は二つに別れた。SEED派の人と反SEED派の人に。反SEED派は能力者に人権は無いと主張し、SEED派は能力者も同じ人間だ、と主張した。国同士が決着が付かない論争をしている内に惨劇が起きた。
2021年に起きた反SEED派のテロリストによる能力者抹殺事件。当時能力者は約1000万人だったが2030年には1000人未満になっていた。絶滅するかと思った矢先、奇跡が起きた。SEED派が反SEED派を論破したのだ。能力者には人々と同じ平等な人権が与えられた。残った能力者の殆どは日本人だったため日本に集められた。日本とアメリカは「SEED同盟協定」を結び、SEEDの存続に励んだ。
そして2067年には能力者が約7万人にまで増えた。「SEED」も世界的に認められ、日本とアメリカ以外でも安全が認められた。しかし問題が消えたわけでは無く、要所要所で反SEED派によるテロ事件、能力者による事件が勃発していた。能力者の治安と命を守るためSEED統制機構が生まれた。
さらに数年後、2084年。現在能力者人口約10万人。統制機により能力者犯罪と反SEED派のテロも減少していった……。
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