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ソファーの上で、
ふたり重なったまま、
「美優」
亮が耳元で囁く。
「この土日でしっかり、俺、を美優に刻み込んでやるよ。
美優は……もう、俺なしではいられなくしてやるよ?」
なんなんだろ?
普通に考えたら、弄ばれている。
でも………、
多分もう、あたしに亮は刻み込まれているみたい。
抵抗しないあたしをみて、亮はまた愛しげにあたしを撫ではじめた。
「………んはぁ…」
思わず息が漏れる。
この土日で、
ずっとこんな状態でいたなら、あたしは確かに亮なしではいられなくなりそう。
亮のSなところが、
なぜだか嫌じゃなかった。
あたしノーマルだと思っていたのに、なぁ。
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