アメとムチ

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冷蔵庫のなかには、本当に限られたものしかなくて、 とりあえず、メインはウイスキーになるんだから、と、簡単な料理を2~3品でいこうと思った。 あたしが料理をはじめると、 亮が後ろから抱きついてくる。 あたしは何も身にまとってないのに、 亮はちゃっかりシャツとズボンを身につけていた。 乳房を揉む、大きな手。 なんか本当におかしくなりそう。 「亮、料理してるときくらいは………」 言いかけて、あたしは痙攣しそうになった。 「さからってみろ? 今度はもっと強めで行くぞ?」 さっきの異物感は、それだったのか………。 手をよくみると、何かをもっている。 逆らえない。 あたしは土日を亮と過ごさなきゃいけないなら、 言うことを聞くしか、なかった。
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