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記憶は途中で途切れていた。
お酒には強いはずのあたしが酔いつぶれ、
記憶が途切れて……
待って?
なに?
からだが、あつい……?
息が乱れて……る?
は?!
意識がはっきりした時、
まさにその時、
亮があたしのからだの中で果てる瞬間で……
「……………」
「……?……?」
また、意識が消えそうになったが、
亮がそのままあたしの上に落ちてきたため、苦しくて、
でも心地よくて、
ふたりの呼吸の振動が重なったのがわかる。
亮はあたしのなかのまま寝てしまい、あたしはなすすべもなかった。
そしていつの間にか、
あたしも本格的に熟睡にはいっていった。
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