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「行って来まーす♪」
「いってらっしゃい♪」
今日も良い天気、雲一つない澄んだ青い空、気持ちいい風が私の体に浸透していく
私の名前は水木一夜(ミズキチヤ)
最近高校一年生になったばかりです
私が通う高校は家から約30分、電車で登校している。
私の通う聖ルチア学園は少し特殊である。
生徒一人一人にSからDまでランク付けされ、そのランクによって成績の良し悪しを決めるのだ
ちなみに私はD
大きな西洋の門をくぐり抜け敷地内に入る
敷地面積は約東京ドーム三個分と言われている、この学校に入るのにどれだけ苦労したことか
少し歩くとボロい校舎がありそこに私の教室がある。
校舎の中に入ると長い歳月が経っているのを感じさせる木製の作り、歩く度に床がギシギシと悲鳴をあげている。
”D rank”
と書かれた教室に入ると中には生徒達が自分の席の近くの人と会話をしている。
私と目があった女の子が
「一夜、おはよう♪」と無邪気な笑顔で挨拶してきた
彼女の名前は菊地ハル(キクチハル)
私が初めて友達になった女の子で特徴はセミロングで目はパッチリとしていて二重、
髪は若干ウェーブがかかっている
「おはよう♪」と私も笑顔で答えた
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