夏祭り

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「やべーはぐれちゃたなー」 「つーか人ごみに流されて変なところに出てるし」 「最悪よりによって……」 「僕みたいな奴とてか」 「……」 そして行こうとすると ガシッ 「‼へっ……」 僕は葵に手を掴まれた 「……行かないで」 「どーゆう風の吹き回し」 「暗い道苦手なの……それに」 よく見れば足を引きずっている 「くじいたの?」 「うん…」 「おぶってやろうか」 「ううん、恥ずかしいからいい」 「なら肩貸してやるけど」 「それも恥ずかしい」とうつむく 「とも行ってられないし」と僕が言うと 「うん…わかった」 そして明るい方についた頃には歩けるくらいになったらしく 「ありがとう、もう歩ける」 「わかったけど痛かったら言えよ。休むから」 「うん……」
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