サプライズ計画

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「…………」 「なに、ニヤついてんだよ」 ふいに、そんな声が聞こえる。 と、同時にぼっーとしていた私は我に返る。 「…わ!驚かさないでよ、 …それにニヤついてなんかない!」 横を向くと大輝。 大輝に言われたことを気にして穂を両手で抑えながら私はそう、言う。 「いや、あきらかニヤついてた。 …そんなに明日の休みが嬉しいのか?」 「………ま、まぁね…。」 それもあるし、サプライズの事もある。 正直に言えるはずもなく 一瞬、首を傾げた私は大輝から目をそらしそう、曖昧に返事をした。
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