大嫌い

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次の日の朝、私はいつも同様髪の毛を整え 学校の制服を着て自分の部屋を出る。 「由里、おはよう。 今日の放課後忘れるなよ。」 階段を下りると珍しくお父さんがまだ居て 挨拶ついでに昨日言われた事と同じ事を言われる。 「わかってるってば!」 私は同じ事をを何度も言われるイラつきと 昨日何の理由も聞かされずマネージャーをさせられるはめになった事のイラつきで 私は荒々しくそう言いリビングに行く。 そんな私を見たお父さんは何も言わず無表情で家を出て会社に向かった。 「お母さん、おはよー。」 「おはよう。 廊下の方で大きな声が聞こえたけど…」 リビングに行くとお母さんがテーブルに朝ごはんを並べていて さっきの私の声が聞こえたのかそう、言われる。 「何でもないよ。」 私はそれだけを言うとテーブルのイスに座り お母さんが用意してくれた朝ごはんを食べ始める。
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