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「○○駅ー。○○駅。」
やがて、お父さんの事務所がある最寄駅の名前が聞こえてきて
私の乗ってる電車が駅に止まる。
「確かこっちだったよね。」
それから、私は記憶を頼りに歩き事務所を目指す。
すると、前方に大きなビルが見えてくる。
ここかー。
相変わらずお父さんの事務所は大きいな。
私は心の中でそう思いながらも再び足を前に進めながら
ドアをくぐり抜け受け付けに行く。
「お名前をお願いします。」
「立花 由理です。」
受付の女の人にそう言われ私は名前を答える。
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