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「寝るから着いたら起こして」
大輝がそういいながら帽子を深く被り下を向く。
「え…ちょ…!」
私が言葉を発しようとした時には既に大輝は寝ていた。
寝るの早っ…。
「…………」
なんて思っているとふと、右肩に重みを感じ
横を見てみると大輝の頭がわたしの右肩にあった。
重みの原因は大輝の頭かぁー。
って…え!?大輝の頭!?
びっくりした私は思わず心の中で1人、乗り突っ込みをしてしまう。
「由里ちゃん、なんか色々ごめんね。」
大輝を挟んで向こう側に座っていた瑛介くんが
私の方を向きながら申し訳なさそうにそう、言う。
「う、ううん! ぜ、全然平気!」
私は瑛介くんの言葉に少しどもりつつも
何事も無いようにそう、返事をしながらも
右肩にに感じる重みにかなりドキドキしていた。![image=456771632.jpg](https://img.estar.jp/public/user_upload/456771632.jpg?width=800&format=jpg)
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