サプライズ計画

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絶対先生にバレてるよ… 話聞かないで他のこと考えてたこと…。 自分の中では聞いてるふりを上手くしてたつもりだけど 長年の経験を積んだ先生にはばればれみたいだ。 「…………」 なんて、思いつつ私は重い足取りで黒板の前に行く。 「ゆーり!これ、」 ふと、声が聞こえたと思うと1番前に座ってる子が私に声を掛けてきた。 その子の手元を見ると文字がたくさん書いた一冊のノート どーやらかしてくれるみたいだ。 「正解…。」 先生は一通り私の書いた文字を見ると一言。 やっぱ持つべきものは友達だよね、と私は密かに思った。 と、同時にさっきの続きはまた後で考えることにした。 さすがにこれの繰り返しはマズイから。
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