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「あら、綿ちゃん、いらっしゃい。」
オーナーの奥さんが綿子にいった。
綿子はこのお店の常連であり、奥さんとは仲良しだ。
「こんにちは~今日も素敵なお店ですね♪」
「ありがとう。今日はおしゃれしてどこかへおでかけ?」
「はい!友達と会うんです。ちょっと時間が空いちゃって、それまでここで待たせてもらいます。」
綿子は嬉しそうに話すといつもの席へ行った。
その席は一番奥の窓際。そこから見る景色は最高に素敵だ。
綿子はその特等席に座って窓を見た。
とっても晴れていて雲がゆっくりと流れている。
「あ、猫みたいな雲~。」
綿子の顔がほころぶ。
コーヒーの香り、やさしい奥さん、ゆっくりと時間が流れる感じ。
今正に幸せ全開中。
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