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「綿ちゃん、口あいてるよー」
水とお絞りを持って奥さんがやってきた。
「はっ!…あはは、お見苦しいところを…。」
綿子はちょっと恥ずかしかったのか苦笑いをした。
「待つのも退屈じゃないー?」
お水を置きながら綿子に問いかけた。
「いえ、私待つの嫌いじゃないですし、むしろ…大好きだったりします。」
にっこり笑顔で綿子は言った。
「あらそう。雑誌とかあるからねー。あ、いつものでいい?」
「はい、お願いします。」
そんな会話をして奥さんはキッチンへ戻っていった。
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