第一章

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--昼休み-- 「さーいりー、りょーうー。めーしー!」 真佑実のその言い方に、涼季は嘆息し、彩里は苦笑している。 「真佑。お前、仮にも女だろう…」 「真佑ちゃん、もう少し言い方を考えよ?」 「えぇ?いいって!あたし、そんなんきにしなぁい。」 「まあ、いいか。飯にしようぜ。」 「うん。」 「イェイ!」 そして、三人で昼食をとっていたところに、一人の女子があらわれた。 「あのぅ、すみません。私も、ご一緒していいですか…?」 涼季が答えた。 「いいけど、名前は?君、いたっけ?」 「あ、すみません。私は、栗城乃 希悠里(くりきの きゆり)です。入学はしたのですが、引っ越してしまって、特例で認めていただきました。」 「希悠里ちゃんね。よろしく。私は、柚樹彩里(ゆうき さいり)です。」 「希悠里?珍しい名前ね。よろしく、陽羅蒔真佑実(ひらまき まゆみ)よ。」 「俺は芒野涼季(すすきの りょうき)だ。よろしくな。」 「はい!ありがとう!」
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