序章

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彩里は部屋に走って戻った。 ――私が、要らない子だったなんて…。じゃあ、今まで見せていた笑顔は、偽り…? 「嘘よ…」 褒めてくれたのに… 「嘘よ…!」 どうしてなの?母さん! 「嘘…!」 誰か助けて! 「嘘よ!」 心が壊れてしまいそう… 「わぁぁ…!」 彩里は泣いた。今までの楽しかった思い出を涙でながしてしまうように…。
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