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ついに真佑実が切れた。
「なによ、あんたたち!彩里ばかりいじめて!
嫉妬!?綺麗な彩里に嫉妬してんの!?まあ、あんた達じゃ彩里の足元にも及ばないわ!あたしと涼は彩里が大事なの!今度そんなことがあったらゆるさないわ!」
激した真佑実を彩里が諫める。
「ま、真佑ちゃん、おちついて。ね、深呼吸、深呼吸。」
「彩里!悔しくないの!?あんなに言われて!」
「だって、真佑ちゃんが怒ってくれるもん。」
真佑実は、毒気を抜かれたように、嘆息した。
「はあ。彩里、あんたには呆れるわ。」
「へ?何が?」
「この天然~!少しは自覚しなさい!」
そう言って、真佑実は彩里の頭をジャンプして打った。
彩里はなにがなんだかわからないという顔をしている。
「真佑!彩里!いい加減やめれ!」
真佑実は、その言葉に爆笑した。
「あはははははは!!や、やめれだって!く、あははは!」
「何がおもしれぇんだ!お前は!」
「だ、だって…。く、くく。」
「こ、この!ふざけるなぁ!」
陰口を叩いていた者たちは、呆然とその様子を見ていた。
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