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「…確かにこれは君たち龍族ではなさそうだ。族長がいないのにこんな大きな雲と雷、雨などあり得ないしな。」
腕を組ながら帝釈天は独り言のように呟いた。
「帝釈天様、まだ胸騒ぎがおさまりません。これは一度天界会議をしたほうが…」
龍王が帝釈天に意見を出した瞬間、
地上の村々では雷や雨の影響で災害被害を受け始めていた。
これをみた帝釈天が厳しい声で言った。
「これは確かに明らかにおかしい。急いで会議を始めるぞ!」
「はいっ!」
二人は急いで暗雲を突き破り、空高く昇り始めた。
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