つまりただの日常。

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【専門学校に入る少し前】 この頃はまだ普通だと思っていた中学からの友人がいた。 後に同じ専門学校に入る事はわかっていたけど、個性的な性格に見られる友人になるとは露知らず…。 その日は友人が少しだけ近所の子ども達の遊び相手をしたのを見ていた。 前に俺も別の近所の子ども達と一緒に遊んでみたけど、自分と子ども達の体力差に疑問を持つほど子ども達は元気いっぱいだった。 全力で相手したらぶっ倒れる…。 まあその友人は子ども達に顔が広いらしく、色々な面を見れた。 …ネズミとか言われていたのも見た。 不覚にもなるほどと思ったけど本人には言わない。 …それが優しさだと思う。 ところでその日に印象的だったのは…。 俺「俺とお前は友人だよ」 この友人はネズミと言われていたからここでは「ネズミ」とする。 ネズミ「は?友達じゃねぇの?」 俺「…ん?お前はなに言ってんだ?」 ネズミ「え?友人より上が友達じゃねぇの?」 俺「…」 ネズミ「…」 俺「んっ!?違うぞ!同じ意味だぞ!?」 俺は人を見下しているように見えると最初ネズミに言われたけど、こんな感じで天然も入っているから、俺の見下すように見える対応も仕方ないような気がする…。
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