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「助けてっ!!助けてくださいっ!!」
俺は、建物の前にいた男組を見つけると駆け寄り助けを求めた。
「こんな時間にどうした?こんなとこいたら行動種に捕まるぞ!」
「ち、違う!! 終われてるのは原種何だよ!!」
「こいつ!!よく見ると血まみれじゃねぇか!!」
「どうやら本当らしいな…よしっ!俺達の所に来な!!かくまってやる!!」
どうやら外見と違い、優しい人のようだ。
そして、俺は建物の中に入り匿ってくれた。隠れられるだけでも嬉しかった。
この人達が、匿ってくれなかったらあの原種に捕まっていただろう…
あの姿を思い出すと、肩が震える。
「すいません…………トイレ貸してください…」
「あぁ……そこ曲がってすぐの所だ」
俺は、気持ちを落ち着かせるためにもトイレに行った。
「落ち着け落ち着け………これは夢だこれは夢だ!!」
何回も、何回もお経のようにしゃべり夢だと言い聞かせた。
そして、トイレから出て男達がいる部屋のドアに手をかけてあけた。
そこには、無惨に殺されている男達が散乱して、その目の前には骸骨や、骨が身体中についている化け物がバキボキいわせながら男を喰っていた。ゴクンと一飲みすると、ゆっくりこちらを向いた。
「さぁ………恐がることはないぞ?私と共に、永遠のちぎりを交わそう。そして、我の婿になれ!!神楽良平殿よ。」
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