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僕は鳥を見付けた。
いや…違う…。
翔ちゃんだ!!
翔ちゃんは木村の頭上にいた。
まるでスーパーマンみたいに高く高く翔ちゃんは翔んでいたんだ。
ドカッ!!
木村は頭上から翔ちゃんに思いっきり蹴られて死体の様に倒れている。
「遅れて悪かったな…亮ちゃん!!亮ちゃんに敵に立ち向かう勇気を持って欲しくて!!」
そっか!!
あの時、翔ちゃんが離れたとこから僕を見てたのはまずは僕に勇気を持たせる為だったんだ!!
「翔ちゃん。」
「どした!?」
「ありがと…。本当に…ありがと!!」
僕、少しは強くなったかな…。
いつか…翔ちゃんみたいに誰かを助けるヒーローになりたいな…。
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