二人の転校生

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校長からの呼び出しで、バレー部顧問の吉川遥は校長室に来ていた。 「吉川先生!!わかりましたね??」 「でも…。」 「とにかく我が高校には弱い部活は要りません!!次の秋の大会で地区予選を突破出来ない様でしたら、先程も言いましたが廃部ですからね??」 「でも…。勝ち負けだけじゃないと思います!!」 「貴女の意見は聞いてません!!それに私はバレーボールが大嫌いなんですよ!!」 「嫌いだからって!!」 「どうしても部活を残したいなら勝てばいいだけです!!話しは終わりです。授業が始まりますよ。」 吉川遥は納得いかない表情で校長室を後にした。 「腹立つ!!あの禿げ親父!!」
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