ある日

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「何をしているんですか? いくら守護者様と羅刹者様とはいえ、隊長を困らせていいと思っているんですか?」 そこに現れたのは、赤いローブを被った人。 零番隊隊員。 声からして女って事は、いつも帝王様と一緒にいる人だ。 「また貴女が一緒だったの?」 でも、隊長達はいつも帝王様と一緒にいるその人が嫌いらしい。 嫌悪感がヒシヒシと伝わってくる。 「隊長はこれからも任務があるんです 一旦報告に寄っただけなんですから…… お二人が隊長が歩く邪魔になっているのが分からないんですか?」 (すげー……) あんな雰囲気で、隊長達に言い返す事ができるなんて、流石零番隊隊員。
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