ある日

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「まだ任務があるんですか? ご一緒させてください」 「あ、ズルいわよ 守護者ではなく、私を一緒に連れていって下さい」 「必要ないです お二人も任務に戻って下さい」 帝王様の代わりに答えたのは、零番隊隊員。 「貴女には聞いていないわ!」 「そうですよ」 もう三人の言い合いになっている。 (収まりがつくのか?) その光景をハラハラしながら見ているのは俺だけじゃない。 でもただの隊員が口を挟める訳でもなく、見ているしかできない。 いつまでも続くと思われたその光景。 だけど、それはすぐに終わりを迎えた。
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