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零番隊隊員の言葉を聞くと、足早に歩いていく帝王様。
その後ろをついていく隊員。
二人の隊長はついていかず、その場に立ち尽くしている。
しばらくしてから──…
「「分かりました」」
二人が声を揃え、頭を下げる。
(何を言ったんだ?)
帝王様の念話は、送りたい相手にしか送られないみたいで、俺達は内容も分からない。
しばらく帝王様を見送っていた二人だったが、帝王様の姿が見えなくなると──…
「いつもいつもあの子ばかり……」
「そうですね」
二人から殺気が溢れ、俺達は口を挟む事どころか、動く事すら憚られる。
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