ある日

16/17
5287人が本棚に入れています
本棚に追加
/87ページ
「いくら零番隊隊員だからって、帝王様といつも一緒にいるなんて不公平ですわ!」 「でも、彼女に何かすれば、帝王様が黙っていませんからね…… 嫌われるのは御免です」 「私だって……!」 どうやら憎いらしいのに喧嘩に発展しないのは、帝王様がブレーキ役をしているかららしい。 (隊長達が帝王様に対する態度って、尊敬しているだけって感じじゃないよな) あまりにも必死過ぎる。 何であんなに感情を剥き出しにしてまで側にいたいんだろう? 何か理由があるんだろうか? それとなく周りに聞いてみても、エンドドロップ隊員が隊長達に話しかける勇気もなく、理由を知っている者はいなかった。
/87ページ

最初のコメントを投稿しよう!