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「お前らはこいつに沢山の任務を押し付けて、何をしている?」
男の言葉に、何も言えないでいる。
帝王が任務続きなのは知っている。
ただ、睡眠時間まで削っているとは思わなかった。
帝王の知り合いらしい男が、あれだけ殺気を放っているのも頷ける。
その時、帝王が男の背中から降りた。
「俺様は悪くないぞ
こいつが悪い」
男が剣客者を指差す。
さっきまでとは違い、かなり子供っぽい。
「帝王様……彼は?」
「使い魔……」
帝王の念話が聞こえないため、剣客者の独り言にしか聞こえない。
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