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しばらく頭を撫でていた帝王。
使い魔は機嫌が直ったみたいだ。
そんな様子を、少し離れた所から見ている剣客者。
相手が使い魔だと知っていても、やはりいい気はしないらしい。
隊長達は帝王に傾倒している。
帝王に認められたいと思っているんじゃないかって思う。
そうじゃなかったら、帝王を取り合いなんてしないだろう。
しばらくして、帝王が再び出ていった。
使い魔は抱き着いていない。
帝王に手を引かれている。
それでも羨ましいかぎりだ。
(帝王様からしたら、あの使い魔は子供みたいなものなのかな?)
帝王が何歳かは知らないが、使い魔を子供扱いしている気がする。
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