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「今日はどんな任務をされていたんですか?」
「機会があれば、今度ご一緒してもよろしいですか?」
帝王様は念話で返事をしているんだろうけど、端から見ると守護者様が一人で話しているみたいだ。
帝王様と守護者様の二人が、エンドドロップ隊員が両端に並ぶ中を歩く。
頭を下げながら上目で見ていたら──…
いつも早歩きで通り過ぎる帝王様が、何故か足を止めた。
「どうしたんですか?」
守護者様も不思議に思ったんだろう。
帝王様に話しかけている。
帝王様の返事は聞こえないけど、俺はかなり狼狽えてた。
何故なら、帝王様が此方に近付いているからだ。
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